映画オハイエ
スタッフ









映画オハイエ!


とっておきの音楽祭は、心も建物も音楽もバリアフリー


「とっておきの」はVERY SPECIAL

 とっておきの音楽祭の「とっておきの」は、VERY SPECIALの訳です。一人ひとりがかけがえのない存在であり、音楽のチカラであらゆる個性が輝いてほしいという強い願いが込められています。

心のバリアを打ち壊そう!

 障害のある人もない人も一緒に演奏し、音楽のチカラで「心のバリアフリー」を目指す音楽祭です。2001年に仙台市で始まり、これまで宮城県内では栗原市、東まつしま市、県外では盛岡市、秋田市、会津若松市、山形市でも開催され、今、全国に広がりつつあります。仙台市では、毎年6月第1日曜日に開催されています。

街がステージ

 心のバリアだけではなく、建物のバリアを取り払おうと、ステージは屋外となっています。仙台市の中心部の商店街、ビルの前、公園などに20以上ものストリートステージが連なります。街を行く人たちが自然と観客となります。

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日本最大の規模に

 第8回の2008年の出演団体は250、参加者数1800人、観客数は19万人と、心のバリアフリーをテーマとした音楽祭では、国内最大の規模となっています。その功績が認められ、「平成18年度バリアフリー化推進功労者表彰・内閣府特命担当大臣表彰」、さらに2008年には、「第3回日本イベント大賞」の大賞、および社会貢献部門賞を受賞しています。

合言葉は「みんなちがって みんないい」

 みんな、姿、形、生き方も考え方も能力も、それぞれ違います。それぞれが違うことをお互いに認めあい、それを尊重すること。それが心のバリアフリーにつながると考え、とっておきの音楽祭の合言葉となっています。


47人のカメラがとらえた 感動のものがたり


 障害のある人もない人も一緒に演奏し、音楽のチカラで「心のバリアフリー」を目指す、「とっておきの音楽祭」のドキュメンタリー映画です。

撮影風景

 2006年6月3日、新緑の杜の都仙台市中心部で開催されたこの音楽祭の一日を、プロそして市民ボランティア計47人のカメラマンが克明に撮影。商店街の軒先、ビルの前、公園など路上のステージで演奏する障害のある人たちの姿に、最初は戸惑いながらもやがて引き込まれていく街を行く人たち。

全編にちりばめられた、小さないくつもの真実の物語。障害が個性となり、自分を表現する喜び、多くの人と音楽を通して繋がる嬉しさ、生きるエネルギーが、笑顔と共に全編にあふれています。

映画のクライマックスとなる音楽祭のフィナーレでは、フラッグがあちらこちらで翻る中、ステージと観客席の隔たりもなくなり出演者も観客もひとつとなり、数千人が一緒に歌い、手話をし、踊る姿は観る者を圧倒します。


YUUくんとluluと知子さん。


 ユーモアのセンスにあふれる、ウイリアムズ症候群の障害のあるプロの笙演奏家YUUくん。
脳性マヒの行動的なシンガーソングライターlulu、彼は全身で自分のメッセージを伝えます。
天使が舞い降りたような音色のリコーダーを吹くダウン症の荒川知子さんは、ほほえみの天才。カメラは、いつもあたたかく彼らを見守りつづけてきました。


ふしぎの輝き オハイエ!


観客の写真

「オハイエ」は、とっておきの音楽祭のテーマソングです。「オハヨー!」と「イエー!」をあわせた元気になる言葉。シンガーソングライターのあんべ光俊がつくりました。

この音楽祭に参加した出演者、観客にとって、それぞれの思いがこもった言葉となっています。この映画でも全編にちりばめられ、そして、いつしか…。

あなたにも、この言葉のふしぎの輝きを感じてほしい。


☆映画「オハイエ!」は、耳の不自由な方にもご覧いただけように、
全編日本語字幕付きとなっております。

☆目の不自由な方のための音声ガイドシステムも用意しております。

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